お知らせ・コラム
COLUMN
お知らせ2020.09.16
職員研修の開催
8月はコロナウイルス感染防止対策のために、中止になった職員研修が
今月は開催されます。本日、9月16日から土日祝日を除く5日間で、
基礎研修と春岡道場が行われます。対象者は新入職員と学び直しを希望
する職員となります。
1日目に行われる基礎研修では、入職時説明(就業規則や雇用契約など
労務に関係する説明、グループウエアシステム、勤怠関連システムの
使い方、防災など)に加えて、法人概念や社会人としての心得、接遇、
チームワーク・コミュニケーションついて、講義を受けたり、
グループワークをしたりします。
2日目以降は4日間に渡って、春岡道場が行われます。介護の基礎知識
や 介護技術を身につけるための研修となります。
今日は、春岡道場の内容について紹介します。
知識講習では、まず「高齢者理解・高齢者の身体」ということで、
お年寄りへの理解を深めるために高齢者の特徴や身体状態などについて
学びます。座学形式ですが、高齢者の耳の聞こえ方を耳栓を使って
体験したり、特殊な眼鏡をかけて白内障の状態を体験したり、
指の関節の曲がりにくさを手袋をはめて、関節にテープを巻いて
感じてみたりという体験型の研修も取り入れられています。
次に「認知症との関わり方」ということで、高齢者施設には認知症の方が
多く暮らしてみえるので認知症の方たちの心の状態やどんな特徴が
あるのかなどを座学形式で学びます。そして、「ユニットケアについて」
ということで、ユニットケアというのはどういったものであるのか?
従来型の介護施設との違いについて学んだり、ユニットケアが目指すものを
座学形式で学びます。「動き出しは当事者から」では、介護施設のスタッフが
主導するのではなく、あくまでも主役になるのは入居者様である
お年寄りで、お年寄りからアクションを起こしてもらい、そのアクションに
スタッフがどのように寄り添うのかなどを学びます。
他にも知識講習として「リスクマネジメント」「入居者様のご家族様との
関わり方」などについてのカリキュラムあります。
介護技術のカリキュラムとしては、口腔内を清潔に保つための「口腔ケア」
や「食事介助」「食事提供方法」「更衣」「入浴介助」「移乗介助」
「入浴機械操作」など、介護系の項目と「看とり」「感染症・嘔吐物処理」
「救急対応」など看護系の項目などがあります。
そのほか、「介護記録の記入方法」「事故報告書の記入方法」
「ケアプランの見方」 「清掃の仕方やシーツ交換」「ゴミの分別方法」などの
項目もあります。
春岡道場では共通:3項目 介護:12項目 看護:3項目 相談:3項目
援助:4項目の合計25項目のカリキュラムを学びます。
新入職員には、新卒、既卒問わず基本的にはこれらすべてのカリキュラムを
受講した上で現場に配属となります。ですので、最初の5日間で
基礎的な知識や技術を学んでから現場での業務に入るので、新入職員にも
現場のスタッフにも安心していただける環境にあるのではないかなと
思います。
本日は全体像を足早に説明しました。また研修の様子を紹介 したいと
思います。